大腸がんが進行して
症状として現れるとき
大腸がんが大きくなると、腸の内側を狭めてしまい、便が通りにくくなり、その結果として便秘や腹部の張りといった変化が現れることがあります。
しかし、これはあくまで腸が詰まりかけているサインであり、がんそのものが発しているシグナルではありません。
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胃がん・大腸がんは、早期発見・早期治療によって治癒が期待できるがんです。
日本人の2人に1人が「がん」にかかる時代ですが、多くの方が知らないうちにリスクを見過ごしています。
胃がんと大腸がんは、日本人のがん死亡率において男女共に常に上位を占めています。
しかし、この2つのがんは定期的な検査によって、早期発見や予防につながる可能性もあることが分かっています。まずはその実態をデータとともに確認していきましょう。
がんは、今や日本人にとって最も身近な病気のひとつです。
部位別の死亡率を見ると、胃がんと大腸がんは男女ともに常に上位を占めており、男性では大腸がんが2位・胃がんが3位、女性では大腸がんが1位・胃がんが5位の結果となっています。
定期的な内視鏡検査を受けていれば、予防・早期発見できる可能性が高い一方で、検査を受けなければ早期発見は難しいのです。
20代・30代の頃はがんをあまり意識しない方がほとんどです。
しかし、40代を境にがんにかかるリスクは上昇し始め、
50代・60代にかけてそのリスクはさらに高まります。
「自分はまだ若いから」と思っている方ほど、一度立ち止まって考えてみてください。
内視鏡検査はがんを「探す」だけの検査ではありません。
胃や大腸の粘膜を直接観察することで、将来がんになりやすい状態かどうかを知ることができます。
ピロリ菌の有無や粘膜の状態を把握しておくことで、がんになる前から対策を取ることもできます。
内視鏡検査を受けていない方に、受診しない理由を聞くと、最も多い答えが「特に何も症状がないから」。
胃がん・大腸がんは痛みも、違和感も、食欲の変化もないまま静かに進行してしまうため、そのままにしてしまうのはとても危険です。
大腸がんが大きくなると、腸の内側を狭めてしまい、便が通りにくくなり、その結果として便秘や腹部の張りといった変化が現れることがあります。
しかし、これはあくまで腸が詰まりかけているサインであり、がんそのものが発しているシグナルではありません。
がんは、初期段階では症状がありません。
「食べ物が飲み込みにくい」「みぞおちのあたりで何かがつかえる...」そのような感覚が出てくるということは、食べ物の通過が妨げられるほど腫瘍が大きくなっているということを意味します。
そうなってしまう前に、自分から検査を定期的に受けることが、早期発見につながるとても重要な対策です。
毎年健康診断を受けているから大丈夫、と思っている方も多いと思います。
しかし、一般的な健診で行われる胃のレントゲン検査(バリウム)や便の検査(便潜血)では、がんを見つけるには構造的に限界があります。
胃のレントゲン検査で確認できるのは、主に胃の「形の変化」です。
早期の胃がんは形がほとんど変わらず、粘膜の表面の色や質感がわずかに異なるだけの場合が多く、この微細な変化はレントゲンでは読み取れません。
胃カメラであれば、医師がその粘膜を直接観察し、特殊光観察(NBI)を使って、色や質感を細部まで見分ける事ができるため、ごく初期の変化も見つけることが可能です。
大腸の検査として広く使われている便潜血検査は、便に血液が混ざっているかどうかを調べるもののため、出血していない大腸がんやポリープは検出できない場合があります。
そのため、便潜血検査が陰性でも、大腸がんやポリープが存在しないとは言い切れません。
大腸カメラ検査では、大腸の内部を直接観察するため、便潜血検査で検出できない部分もより詳しく検査できます。
ここまでお読みいただき、不安を感じる内容もあったかもしれません。しかし、お伝えしたいのは「怖いから放置する」のではなく、「だからこそ早めに検査し、知ることが大切」という点です。
胃がん・大腸がんは、比較的ゆっくり進行することが多いため、定期的に検査を受けることで、早期発見につながる可能性が高まります。
早期の胃がんであれば、開腹手術をせず内視鏡の処置だけで治療が完結するケースが多く、入院期間も短く、日常生活への影響も最小限に留まります。一方、進行してから発見された場合は、治療の選択肢が大幅に狭まるため、同じがんでも見つかるタイミングによってその後が大きく変わるのです。
胃カメラで粘膜を直接観察することで、がんの有無だけでなく、将来胃がんになりやすい状態かどうかも把握することができます。
胃がんの主要なリスク因子は、ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)感染です。
ピロリ菌は幼少期に感染することがほとんどで、一度感染すると自然に消えることはありません。長期間にわたって胃の粘膜に炎症を起こし続け「萎縮性胃炎」と呼ばれる状態になってしまうと、がんが発生しやすくなります。
感染が判明していれば除菌治療でリスクを下げることができますが、除菌後も定期的な胃カメラによる経過観察が必要です。
大腸がんの多くは、ポリープが長い年月をかけて大きくなり、がん化することで発生します。
大腸カメラでポリープを発見し、その場で切除することができれば、がんになる前に取り除くことが可能です。
大腸カメラは「がんを見つける検査」であると同時に、がんになることを防ぐ検査でもあります。
そのため、定期的に検査を受けることが、大腸がんの予防につながると考えられています。
「症状がないから安心」でも「検診で異常なしだから大丈夫」でもなく、自分から内視鏡検査を受けに行くことが、胃がん・大腸がんに対して取れる重要な対策になります。
定期的な内視鏡検査で常に自身の状態を知っていると、がんを未然に防ぐための選択肢が増え、リスクを回避しやすくなります。
次のいずれかに当てはまる方は、年齢に関わらず早めに受けることをお勧めします。
「内視鏡検査は苦しい」というイメージをお持ちの方は多くいらっしゃいますが、当院では、鎮静剤を使用した内視鏡検査を行っております。
鎮静剤の使用でリラックスでき、安心した状態で臨めるため、そのまま眠ってしまう方も多く、気づいたときには全ての内視鏡検査が終わっているケースも多数ございます。
何も見つからなければ、それが安心の根拠になります。何かが見つかっても、早い段階であれば対処できます。
ご自身のためにも、大切なご家族のためにも、まずは一度、胃カメラ・大腸カメラ検査をご検討ください。
当院では、「内視鏡検査はつらい」という不安を少しでも軽減できるよう、患者様の負担に配慮した検査をおこなっています。
鎮静剤の使用や、胃カメラの経鼻・経口選択、大腸カメラの炭酸ガス送気など、安心して検査を受けていただける環境を整えております。
各検査の詳しい内容・料金・当日の流れについては、胃カメラ・大腸カメラの詳細ページをご覧ください。
当院では、胃や大腸の症状、便通のお悩みなど、消化器に関するご相談を幅広くお受けしています。 患者さまのお話を丁寧に伺い、必要な検査や治療を通して、早期発見・早期治療につなげてまいります。 気になる症状がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
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